治験について

治験とは、日本国内での認証を得るために成績を集める臨床試験のことです。
当院では、既に欧米で発売されている薬剤や、既に販売されている薬剤の剤型違いなど、比較的安全性の高い薬剤の治験を行っています。
また、統合失調症の患者様の中には、長く病気を患っておられる方が沢山います。長期治療の為か、投薬の量がどんどん増えていき、
どの薬が症状に効いているのか、あるいは効いていないのかも分からないまま「多剤大量投与」を受けている方も少なくありません。
このような方の場合、薬剤の整理という観点からも治験に参加していただき、最新の薬剤を服用して効果を見る事が優良な機会にもなります。

当院の治験の内容について

当院では、治験の最終段階である第三相試験を行っています。
これは、沢山の患者様を対象として、有用性と安全性を調べる治験です。

治験に参加される場合は、事前に行う治験の内容について主治医より説明があります。
その説明を十分理解いただいた上で、治験の準備に入ります。
強制的に治験を行うことはいたしません。

また、途中でやめたくなった場合は、いつでも中止することができます。
治験の期間は薬剤にもよりますが、おおよそ2〜3ヶ月です。

治験の適応

診断名が「統合失調症」の患者様であっても、どなたでも治験を受けることができるわけではありません。
年齢や症状、合併症、現在服用中の薬の種類によっては、受けられないことがあります。詳しくは、ご相談ください。